
アウテリアタイガーで、お庭を施工させていただいたお宅をご紹介します。
ご紹介させていただくお庭は「予約制」で見学OKですよ!
佃様邸
「アニモのためのお庭づくりで
特別な癒しと安心を手に入れました」

すぐ裏に中学校があり、グラウンドで汗を流す学生の声が響く住宅街に佃様邸はあります。新しく迎えた家族・アニモくんがフェンスから愛らしい顔を出し、その姿を笑顔で見つめるご一家ですが、とりわけアニモくんと特別な絆を持つのは娘の莉杏ちゃん。今回のお庭づくりには、おそらく日本では初の、あるプロジェクトの存在があったのです。
特別なワンちゃんが走り回れるドッグランの様な庭を

一人娘の莉杏ちゃんは、小学校1年生で一型糖尿病と診断されました。常に血糖値をコントロールする必要があり、時に意識障害なども引き起こす低血糖には特別な注意が必要です。「保護犬の子どもとして生まれたアニモは、人の呼気を嗅ぎ分けるなどの特別な訓練を受け、糖尿病患者が低血糖になった時に知らせてくれる〝低血糖アラート犬〟の候補。約4年前から育成が始まり、日本で初めてのアラート犬を目指しています。娘の命のパートナーとも言える彼を我が家に迎えることが、庭をリニューアルする大きなきっかけになりました」。
アニモは訓練の段階から、外でのトイレが躾けられています。そのため屋外に出す機会も多く、リード無しでも安心できるように「今までオープンにしていた庭を、ドッグランのように完全に囲ってしまうことが最優先でした」とご主人。またご自宅や既設のガレージの雰囲気に合わせた庭づくりのイメージは、「シンプルな中にもポイントを」というもので、自宅やガレージのシャープなイメージに合わせてフェンスには全体の印象を引き締めてくれるブラックを選び、またシンボルツリーであるシマトネリコなどはそのまま活かしました。「予算との関係も当然ありますが、乙村さんは私たちがうまく伝えられなくてもその中から最後の〝ひとしぼりの要望〟を上手にくみ取ってくれました(笑)」。
広い芝生に木陰もあって、アニモも大満足!

リニューアル前のお庭から残したいものの中で特に思い入れが強かったのは、家の顔とも言えるネームプレートです。約10年前、自宅を構える際にオーダーしたもので、個性的なショップのサインボードのような重厚感さえ感じられます。「一番目立つところなので、後ろの壁のカラーも悩みました。手のひらサイズのサンプルではなかなかイメージが掴めませんでしたが、乙村さんのアドバイスで決めたところ重くなりすぎないカラーでバッチリ! ご近所さんからも『カッコよくなったね』と言われました」。
さて、当のアニモは大人しいけれどとても人懐こい性格で、散歩やトイレなどのお世話をする莉杏ちゃんとは姉弟のよう。外に飛び出してトイレを済ませるとお散歩をねだってフェンスの外をのぞき込んだり、シマトネリコの木陰で休んだりと新しい庭にご満悦です。気持ちよく走り回る広い芝生も青々としており、「以前の庭は道路に向かって傾斜していましたが、今回高さをフラットにしてもらったことで定期的な芝刈りが楽になりました」と手入れ担当のご主人が教えてくれました。ご主人や莉杏ちゃんに大好きなブラッシングをしてもらう間、ウットリと目をつぶったアニモの表情に思わずみんなが上げる笑い声。そう、このひと時こそ、奥様の言う「庭づくりで手に入れた癒しと安心」なのでしょう。

取材を終えて・・・