パネルタイプのカーポートは嫌だとおっしゃる鈴木様にお薦めしたのは、迫力の12mフレームと高級感のある天井材が魅力の三協アルミ『U.スタイル アゼスト』です。木調屋根の下は暗くなってしまうので、リビングになるべく光が取り込めるよう柱の高さにこだわりました。「ショールームのように明るくて煌びやかな、みなさんが目を引くかっこいい空間にしたい！」というご要望を受け、照明計画も行いました。日が暮れると要所に配した照明が一斉に輝き始めます。カーポートの屋根に埋め込まれたダウンライトの瞬き、門柱に寄り添うガラスマテリアル『インゴット』の神秘的な輝き、ステップ下の優しい灯り、そのどれもが鈴木様のお気に入りです。外構は家族のライフサイクルに合わせ少しずつ変えていきたいとおっしゃる鈴木様。「まだまだ未完成です」。そう言って目を細める鈴木様の穏やかな表情に、担当者たちのこれまでの頑張りが報われた気がします。

　森様が理想とする外構に出会ったのは、アウテリアタイガーが手掛けた職場の先輩宅を見に行った時のことでした。「『こんなお庭が実現できるんだ！』と驚き紹介してもらったのが、担当の穴見さんでした」。
　予算より満足度を優先させたという森様が希望したカーポートは、車2〜3台が駐車できるスペースをしっかりと覆い、ダークブラウンを基調にした建物を引き立てています。フレームにはガラスマテリアル『インゴット』を取り入れて名前を刻みました。陽が沈むにつれて輝きを増し、神秘的な雰囲気が圧巻です。
　「家に友達を呼んだりすると『わぁ〜！』『え〜！』といつも驚かれますし、私自身も全く飽きないですね。満足度は100%越え！(笑)　でもいつか、庭に東屋も作りたいんです。だからこれからもタイガーさんに通って勉強をしながら、いつか夢を叶えたいですね」。

　「仕事が建設業なのでいろんな家を見ましたが、想像を超えていました。程よく目隠しになるデザイン性の高い格子、アクセントのウォールとライトを設置した坪庭、そしてイメージ通りのカーポートなど、これを見せられたら実現するしかないでしょ！って即決。その時点で予算もオーバーしていたけれど、その分仕事を頑張ろう！と思いました(笑)」。
　今村様邸を正面から見ると、ブラック＆ホワイトに揃えたカラーリングが印象的です。無駄なものを削ぎ落したモダンデザインのカーポートにタイル貼りのアプローチ、スクリーンの柱は梁なども同じ色で揃えているため、家との一体感は格別。また、目線を上手に遮ってくれる格子のスクリーンがあるため、こどもたちがボール遊びやシャボン玉などに夢中になっていても安心です。「外構は家の顔！このまま綺麗に保ちたいですね」と満足の笑顔。自慢したくなるほどの素晴らしいお庭が、今日も家族の帰りを待っています。

　車3台がゆったりと止められる駐車スペースは奥行きが10m近くあるため、2つのカーポートを組み合わせて施工を行いました。また屋根の形を駐車場の形状に合わせて調整する必要があり、さらに建物とのバランスに配慮するのも重要なポイントでした。
　出来上がったカーポートは、メタリックな柱や梁が建物同様スタイリッシュな印象を与えるだけでなく、屋根を支える無数のトラスが目を引きます。「(プランを)提案してもらう時や変更があった際なども、こちらの想像以上のものだったり、より良い方向に変わってくるのに驚かされました。既成の商品を使って施工しているのに、オリジナルに見えるのもセンスがいいからでしょうね」と河野様。また、次のご依頼をいただいた時に、河野様のお庭がどのように変身するのか、私たちも楽しみです。